
レポート:映画『JUST ANOTHER』初日舞台挨拶
新宿K’s cinemaには10月24日(土)、この日初日の公開を迎えたドキュメンタリー映画『JUST ANOTHER』の朝09:40からの整理番号配布を待つ列が並び、開館時間を少し前倒ししての受付開始となった。整理番号は瞬く間に配布が終了し、この日予定されていた2回の上映のうち初回13:00の回は満席完売に。開場を待つロビーはまるでライブハウス状態と化し、バンドTシャツ、革ジャンの着用率が非常に高く、コロナ禍の今となっては懐かしさすら感じる光景となっていた。 待ちに待った開演ブザーで上映が始まり、90分後、エンドロールが上がり切った劇場からは大きな拍手が起きた。最初の舞台挨拶には大石監督が挑み、少し緊張した面持ちで、映画制作のきっかけや撮影中の苦労話、特にこだわったパートなどを話した。最後に来場者に感謝の気持ちを述べて、万雷の拍手の中で舞台挨拶は終了。舞台挨拶後も、物販を買う長蛇の列や、監督に直接感想を伝えたい来場者の列はしばらく途切れる事はなかった。 そして本日最終回の上映である19:00の回も、夕方になるにつれ次第に整理番号は残り少なくなっていき、開場時間には配布が終了。2回連続の満席で初日を無事終えることとなった。そして2回目の舞台挨拶にて、初回よりも少しリラックスした様子の大石監督が作品への思いを語ると、司会者よりサプライズのアナウンスが。監督のデビュー作『MOTHER FUCKER』で描かれた〈Less Than TV〉の谷ぐちファミリーから、YUKARI(Limited Express (has gone?)、ニーハオ!)と共鳴(チーターズマニア)が登場し、大きな花束と映画の初日のお祝いを監督に伝えた。監督は感極まり、初日の緊張の糸が切れたように瞳から涙が溢れていた。最後に来場者へ感謝の思いを伝え、惜しみない拍手の中で舞台挨拶は終了となった。 SNSでは絶賛のコメントが数多く寄せられ、「リピートをしたい」という声が早くも出始めている本作。思うようにライブを楽しめない今、この映画がその代わりを少しでも担う事が出来るのではないだろうか? また新宿K’s cinemaでは、11月3日(火・祝)13:00の回上映後にTAYLOW(the 原爆オナニーズ)が登壇する舞台挨拶が実施されることも発表され、ライブが思うようにできない今、本作の快進撃を予感させる初日となっていた。
PUNKはファッションだと思われがちな日本で、本当のパンクとはどういうことかを生き方を通して教えてくれる人たちの一年間の記録です。ぜひ劇場で見ていただけたら嬉しいです。
大石規湖










映画『JUST ANOTHER』予告編
INFORMATION
JUST ANOTHER

EVENT INFORMATION
映画『JUST ANOTHER』公開記念イベント
会場:新宿 K’s cinema トークイベント 2020年10月27日(火) 19:00の回上映後 ゲスト:JOJO 広重(非常階段/アルケミーレコード代表)、大石規湖監督 2020年10月30日(金) 19:00の回上映後 ゲスト:ISHIYA(FORWARD/DEATH SIDE)、大石規湖監督 舞台挨拶 2020年11月3日(火・祝) 13:00の回上映後 ゲスト:TAYLOW(the 原爆オナニーズ) 映画公式HPCopyright (C) Qetic Inc. All rights reserved.