

マーティン・ギャリックスを絶対に観ておくべき5つの理由
1. 音の洪水を彩る、凄まじいライティング・プロダクション
2004年のアテネ・オリンピックでティエストのDJに衝撃を受け、DJやトラックメイキングの道を志すようになったマーティン・ギャリックス。2014年に世界最大級のダンス・ミュージック・フェス<ULTRA MUSIC FESTIVAL>にて史上最年少の19歳でヘッドライナーを務めて以来、長きにわたってトップランナーとして君臨し続けてこられたのはなぜか? その理由は言うまでもなく、彼が圧倒的なライヴ・パフォーマンスを繰り広げてきたから。 マーティンは昨年10月、出身地のオランダ・アムステルダムで開催された<Amsterdam Dance Event>(通称ADE:世界最大のダンス・カンファレンスとして有名)で、最新セット「ANIMA」をデビューさせています。4K UHD/5.1サラウンドで撮影・録音された(!)動画をご覧の通り、ライティングやレーザービーム、VJをこれでもかと駆使した演出は、たびたび吹き荒れる炎やスモークとあいまって、超がつくほど刺激的かつドラマティック。EDMが進化に進化を重ねた結果、もはや芸術の域に達しているのがよくわかるでしょう。 ちなみにこの日は、自身による数々のヒット曲に加えて、ザ・ウィークエンドキャント・フィール・マイ・フェイス”、アヴィーチー“ウェイティング・フォー・ラブ”といったポップ・チューンも織り交ぜていたマーティン。彼はオーディエンスの反応を見ながら毎回セットリストを変えることで、いつだって真の一体感を生み出してきました。同じライヴが繰り返されることはなく、<フジロック>も特別な一夜になるのは間違いありません。Martin Garrix Presents: ANIMA(Live @ Amsterdam RAI 2018)
Martin Garrix feat. Bonn - High On Life(Official Video)
2. ロック・ファンでも確実に楽しめる、必聴ダンス・トラックを一挙紹介。
世界最強のスーパーDJとして、ポップス、R&B、ロックなど幅広くアーティストとコラボを重ねてきたマーティン。その人気ぶりが物語るように、彼はポップ・フィールドでも破格の成功を収めてきました。 そんな彼のヒット曲から、ロック・ファンにまずオススメしたいのが、<SUMMER SONIC>にも出演するフォール・アウト・ボーイのパトリック・スタンプと、ラッパーのマックルモアを迎えた現時点での最新シングル“サマー・デイズ”。「この曲は、友達と窓全開でドライブをしながら爆音でかけたくなるような曲だよ」とマーティンも語っているように、ファンキーなベースラインと軽快なハンドクラップがたまりません。リンキン・パークのマイク・シノダが参加した「ウェイティング・フォー・トゥモロー」も、彼のヴォーカルが前面に出た「モダン・ロック×EDM」というべきキャッチーな内容です。Martin Garrix feat. Macklemore & Patrick Stump of Fall Out Boy - Summer Days(Official Video)
Martin Garrix & Pierce Fulton feat. Mike Shinoda - Waiting For Tomorrow(Official Video)3. 苗場で合唱したら気持ち良さそうな、ポップ・アンセムの数々
R&Bの新星カリードと共演した“オーシャン”、マーティンがネット上で発見した60歳のストリート・シンガー、マイク・ヤングとの“ドリーマー”といったソウルフルな楽曲にも明らかなように、マーティンは歌の力を引き出すのも本当にうまい。彼はそんなふうに、世界中のいたるところで合唱が巻き起こるポップ・アンセムを多く生み出してきました。 そのなかでも定番中の定番が、ビービー・レクサが歌う“イン・ザ・ネーム・オブ・ラヴ”。サビは日本人でも簡単に歌えると思うので、そこだけでもぜひ覚えていきましょう。本当に感動的なナンバーだし、みんなで歌ったら絶対に気持ちいいはず。このように、シンガロングしやすくてフックのある楽曲を生み出す手腕が、マーティンを成功に導いたのは言うまでもないでしょう。
4. フジロックのスタッフも唸らせた、今こそ見ておくべき才能
筆者が以前、「フジロック×サマソニ運営対談」と題してRolling Stone Japanで取材した際、SMASHの宣伝/ブッキング担当・高崎亮さんは、マーティンの出演についてこんなふうに話していました。 「僕はEDCやUltraもずっと行ってる会社のEDM担当なので、『ネクスト・アヴィーチーです!』と社内でプッシュし続けて。(中略)フェスに行くと、彼のDJ目当てでやってきたお客さんが本当に多いんですよ。ここから新しい客層も開拓したいし、フジに毎年来てる人たちのリアクションも楽しみですね」(引用:https://rollingstonejapan.com/articles/detail/31164) 高崎さんも認めるように、マーティンからヘッドライナーのシーアへと続く2日目・土曜のGREEN STAGEには、N.E.R.D.やケンドリック・ラマーを招聘した昨年に続いて、<フジロック>の新しい流れをアピールしようという意思が感じられます。音楽シーンのガラパゴス化が囁かれ続けるなか、世界中でリアルに評価されている本物のトップ・ミュージシャンを苗場に呼ぼうと、<フジロック>のスタッフは全力で取り組んでいる。その心意気にオーディエンスも全力で応えたら、きっと素敵な光景が見られるのではないでしょうか。今年どうしてもマーティンを呼ばなければいけなかった理由とは? その答えは、きっと当日にステージ上で明かされるはずです。5. マーティンは笑顔が爽やかなイケメン
今更ですけど、マーティンはモデルとしても活躍中だけあり、飾らない自然体のイケメンですよね……。もともと童顔が際立っていましたが、23歳となった今も笑顔がとっても素敵。楽しそうに音楽を奏でたりする人っていいですよね。彼の一挙一動を追いかけているだけで、ちょっと幸せな気持ちになれるのではないでしょうか。▲とにかく笑顔が爽やか!
▲お茶目なダンス
▲毎回とても楽しそうにイケメンジャンプ というわけで最後に、彼の爽やかスマイルや、踊ったりジャンプしたりしている写真を厳選してお届け。この愛くるしい表情を見守るためにも、みんな苗場で会おうぜ! ▼あわせて読む フジロック常連者に聞く、フジロックの楽しみ方
Text by Toshiya Oguma
RELEASE INFORMATION
『The Martin Garrix Experience | ザ・マーティン・ギャリックス・エクスペリエンス』

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FUJI ROCK FESTIVAL ’19

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