シーズン、ロケーション、ラインナップ、ゲスト、サウンドシステム。五拍子以上が揃うパーフェクトな条件が国内外のダンスミュージックファンを魅了して止まない電子音楽フェスティバル、<Rainbow Disco Club(以下RDC)>が、今年もGWの前半4月27日(土)〜29日(月・祝)の3日間、東伊豆クロスカントリーコースにて開催された。10周年を迎えるRDC2019のメモリアルな体験レポートをお届けする。
肉食/草食を始めとして、サブカル系女子、森ガール、青文字/赤文字、はたまたマウンティング女子なんてものまで……。こんなもはや根拠も脈絡もないカテゴライズに嫌気が差している人も多いはず。でも「好奇心(コウキシン)女子」っていうのはどう?
古今東西、“好奇心”がある人は誰でも素敵なはず(男女問わずにね)。そんな括り方があれば良いなと思い、ある女の子に「今一番、行きたい場所/やってみたいこと」を“初体験”してもらおうじゃないかと思い、スタートしたのが本連載『コウキシン女子の初体験』。
今回登場していただいたのは、4月10日に1st EP『しあわせシンドローム』をリリースしたばかりのナナヲアカリ。写真はQeticでコラム「どうも東京の人にはなれなかったらしい」を連載中の中山桜。ナナヲさんは、「どうも東京の人にはなれなかったらしい」で多くの回に登場しています。
今回“初体験”して貰ったのは、4月8日~20日まで都内各所で開催されたレッドブルの都市型音楽フェス<Red Bull Music Festival Tokyo 2019>の中でも多くの注目を集めた「DāM-FunK – A Roller Skate Affair」。「東京ドーム ローラースケートアリーナ」を舞台に70年代後半〜80年代に海外で大流行したローラースケートディスコをエンジョイしていただきました! 今回は特別に中山桜のテキストとともにお届け!
<FUJI ROCK FESTIVAL ’19>(以下、フジロック)の開催まで早くもあと1ヶ月! ついにステージ割りも発表され、苗場でのあの興奮を今か今かと待ち受けている方も多いことでしょう。そんな<フジロック>も今年で23度目の開催を迎えます。参加されている方の中には、毎年のように苗場へ赴き、“フジロッカー”と呼ばれる常連の方もちらほら。今回は<フジロック>のすべてを網羅する彼らに、現場での楽しみ方や気になるポイントについて、根掘り葉掘り聞いてみました! <フジロック>に初めて訪れる方にとってはもちろん、参加したことがある方でも、そんな楽しみ方があったんだ! なんて新たな発見も得られるかも?
FESTIVAL '19:ANNOUNCEMENT BY STAGE + ADDITIONAL LINEUP
フジロック常連者に聞くフジロックの楽しみ方
フジロック歴7年目:Etoo(メディア編集長)
フジロック会場までは、どう行った交通手段を予定してますか?
友達と車で行きます。
フジロックのチケットはいつ頃購入しましたか?
毎年完売になる「早割チケット」をなるべく早く購入します。もちろんスケジュールは確保してあります。ふふふ。
各会場の場所について案内してくれる人はいる?
係はいないけど、ゲートでもらえる冊子を見ればそこまで複雑な会場づくりではないので大丈夫だと思います。もしわからなければ近くの人に聞けば教えてくれると思います。フジロッカーは親切な人が多いので
フジロックのお目当てのアーティストは?
新譜が良かったケミカル・ブラザーズ。まだ出てないですがROOKIE A GO-GOの出演者もチェックしたいです。
The Chemical Brothers - MAH(Visual)
フジロックのオススメのステージは?
THE PALACE OF WONDER。寝られません。
フジロックのおすすめの宿泊施設は?
天候に左右されますが、結果テントが一番安上がりで会場も近くて良いと思います。
雨が降ったときの一番の楽しみ方は?
空いてる風呂に入りに行く。
遊びすぎて倒れそうになるぐらい眠くなったけど、宿泊場所まで遠すぎる...なんて時はどうしてる?
通行のじゃまにならない芝生の上や、椅子の上で寝ます。
1日目、2日目、3日目、前夜祭、いつが一番楽しめる?
どの日程も明け方のTHE PALACE OF WONDERが一番カオスで面白いと思います。強いて言うなら3日目の深夜〜朝のもうフジロック終わっちゃうあたりが好きです。
フジロック会場までは、どう行った交通手段を予定してますか?
自家用車
フジロックのチケットはいつ頃購入しましたか?
スマッシュフレンズなので1月
各会場の場所について案内してくれる人はいる?
迷子になった先に、更なる楽しいことが待っているのがフジロック。偶然の出会いを楽しんで! GET LOST!!
フジロックのお目当てのアーティストは?
SIA
Sia - The Greatest(Official Music Video)
フジロックのオススメのステージは?
FIELD OF HEAVEN
規模的にも快適で気持ちいいし、ヒッピー感満載。
最前列でも見やすいから、何度ここのステージのアクトで泣かされたことか。
フジロックのおすすめの宿泊施設は?
キャンプ!
初心者にはハードルは高いが、キャンプもフジロックの醍醐味。とりあえずキャンプ慣れしてる友達を探そう。
雨が降ったときの一番の楽しみ方は?
飲めば気にならなくなる
遊びすぎて倒れそうになるぐらい眠くなったけど、宿泊場所まで遠すぎる...なんて時はどうしてる?
その辺で寝る。
1日目、2日目、3日目、前夜祭、いつが一番楽しめる?
家出てから家に帰るまで、全部。
監督:ジョン・ワッツ(『スパイダーマン:ホームカミング』)
脚本:クリス・マッケナ & エリック・ソマーズ
マーベル・コミック・ブック原作:スタン・リー and スティーヴ・ディッコ
製作:ケヴィン・ファイギ、エイミー・パスカル
キャスト:トム・ホランド、サミュエル・L・ジャクソン、ゼンデイヤ、コビー・スマルダーズ、ジョン・ファヴロー、J・B・スムーヴ、ジェイコブ・バタロン、マーティン・スター with マリサ・トメイ and ジェイク・ギレンホール
7月5日(金)から7日(日)の3日間、台湾南部に位置する嘉義(かぎ)市にて、今年2019年に開催10周年を迎える<Wake Up Festival(中文:覺醒音樂祭)>が開催されます。
<Wake Up Festival>とは、覺醒藝術策展有限公司が毎年7月ごろに開催する、台湾の音楽フェスティバルーーいわゆる夏フェスーーです。
今年出演するのは、台湾を代表するインディーズバンドであり、2019年5月には<Shimokitazawa SOUND CRUISING 2019>へ出演したFire EX.(滅火器)や、これまでに来日ライブも行ったSorry Youth(拍謝少年)、P!SCO、ゲシュタルト乙女など総勢120組以上。
また日本からは土屋アンナ、CHAI、SEX MACHINEGUNS、ぜんぶ君のせいだ。、South Penguinら15組以上ものアーティストが出演します。
さらに、香港から4アーティスト、中国から3アーティストが出演するほか、マレーシア、韓国などアジア各国を中心に、海外勢も多数来台を予定しており、灼熱の台湾南部都市「嘉義」が、さらに熱狂すること間違いなしのラインアップです!
地元の高校生による手作り「インディーズ」音楽フェスティバルが、今や台湾を代表する存在に
メインステージの様子/写真提供:Wake Up Festival
台湾で最も発展している首都・台北から新幹線で約1時間半ーー<Wake Up Festival>の開催される嘉義市は、かつては、音楽文化の豊かな土地ではありませんでした。ではなぜ、そのような都市に音楽フェスティバルが発足し、台湾を代表する規模へと成長したのでしょうか?
遡ること10年ほど前、当時の嘉義市には、若者たちにとって自己表現のできるライブハウスやイベントは、ほとんどありませんでした。
この状況を変えるべく、2009年に、地元の高校生・学生バンドが中心となり、ロック・ミュージックサークルやギタークラブらと協力して一致団結。「Wake Up Art Studio(覺醒藝術工作室)」を立ち上げます。
そして、2010年に、彼らの手によって、はじめて音楽フェスティバルを開催したのが、<Wake Up Festival>のはじまりだったとのこと。
初開催時は、100名ほどのオーディエンスが来場し、比較的小規模な音楽祭として開催されたと、当時の記録には残っています。それから、開催年数を重ねるごとに、評判が評判を呼び、イベントの規模も年々拡大していきました。
写真提供:Wake Up Festival
活動規模を拡大していくなか、音楽フェスティバルの運営だけではなく、関連する施設の運営や、アーティストのマネジメントをしたり、アーティストの海外ツアーを計画したりするために、2015年に会社を設立。「覺醒藝術工作室」から、「覺醒藝術策展有限公司」へと進化し、事業領域を大きく拡大していきます。
※注……「工作室」は、中国語で「スタジオ」。「有限公司」は「会社」を意味します。
そして、法人設立の翌年・2016年は、10カ所ものステージを設置。10カ国以上から合計200アーティスト以上が集まるフェスへと成長し、イベントの規模において、台湾の音楽フェスティバル史上、最高記録を打ち立てました。
写真提供:Wake Up Festival
さらに、昨年・2018年には、4つの有料ステージと、4つの無料ステージを設置し、1日2.5万人、3日間でのべ7.5万人を動員。「台湾最大規模の音楽フェスティバル」としての立場を揺るぎないものとしています。
開催10周年となる今年は、1月に台北にて初となる関連イベント<Warm Up Festival(大暖祭)>も開催。イベント開催地を嘉義市のみにこだわらないことで、Wake Upブランドの知名度や影響力を更に拡大する様子も伺えます。
公式コメントによると、2019年の<Warm Up Festival>と<Wake Up Festival>を併せた動員数は、のべ10万人を超える見込みです。
「日本の皆さんに、もっと台湾滞在を楽しんでもらえますように」ー主催者コメント
写真提供:Wake Up Festival
ここまでご紹介したように、<Wake Up Festival>は海外のアーティストを積極的に招待し、規模を拡大し続ける音楽フェスティバルです。
初開催時より、<Wake Up Festival>を率いる代表の顏廷憲氏は、「今後も、多くの海外アーティストを招待し、世界中のオーディエンスに訪れてもらえるような音楽祭へ成長していきたい。そして、<Wake Up Festival>を通して、台湾の存在を世界の人々へ知ってもらうためのブランドとして機能するよう、更に発展させていきたい」と熱く語ります。
写真提供:Wake Up Festival
また、<Wake Up Festival>のために台湾を訪れる日本のオーディエンス達へ、「私たちは多くの日本のパートナーの協力のもと、毎年、日本のアーティスト達を招待しています。みなさんが、<Wake Up Festival>をきっかけに、これまでよりも多くのこの地の魅力に触れ、“もっと台湾を訪れたい!”と思ってもらえましたら幸いです!」と、大歓迎するコメントも発表しています!
これからも大きく飛躍していくであろう、<Wake Up Festival>の動向に、今後も要注目です。
2019年も夏フェスシーズンが本格到来! ついに<FUJI ROCK FESTIVAL ’19>(以下、フジロック)のタイムテーブルも発表されました。みなさんチケットは買いましたか? 苗場へ行く準備は進めてますか? そもそもどんな用意が必要なのか知ってますか? ビギナーのみなさまにはQeticの「フジロック常連者に聞く、フジロックの楽しみ方」という記事がオススメ。何事も備えあれば憂いなし。予習しておけばなおさら悔いなし。お気に入りのアーティストを見つけて最高の夏にしようぜ!
今年も大充実のラインナップとなった<フジロック>ですが、そのなかでも大プッシュしたいのがマーティン・ギャリックス(Martin Garrix)。オランダ出身で現在23歳の若さながら、英メディア<DJ MAG>によるDJランキングで三年連続世界1位というダントツの実力者で、2018年には平昌オリンピックの閉会式でパフォーマンスを披露。名だたる大型フェスを制覇してきたダンス・ミュージックの神童が、4度目の来日にしていよいよ苗場に降臨します。
思えば昨年の<フジロック>も、スクリレックスが破天荒なメガ・ミックスを投下し、オデッサも夢見心地のエレクトロ・サウンドで沸かせるなど、ダンス系アクトの活躍が目立っていた印象。そして、今年は世界ナンバー1のDJが登場ということで、これは<フジロック>史に刻まれるべき大事件となりそうな予感。テンションを上げて踊りまくりたい人は特に必見! 「EDMはちょっと……」というロック〜ポップ・ファンも、最先端のポップ・エンターテインメントに腰を抜かすこと必至! 世界中のオーディエンスを魅了してきたDJプレイを、大自然に囲まれたGREEN STAGEで堪能できるだなんて、これ以上のシチュエーションは考えられません。
さらに、<フジロック>出演を記念して、最新ベスト盤『ザ・マーティン・ギャリックス・エクスペリエンス』がリリースされる嬉しい計らいも。各国のチャートを席捲してきたポップ・アンセムと、ダンス・ミュージック好きの心震わせるクラブ・トラックの両方を集めた同作は、これから予習/復習するにもうってつけ。ここまでお膳立てが揃っているのだから、この波に乗るっきゃない! ということで今回は、昨年の記事に引き続き、マーティン・ギャリックスを絶対に観ておくべき5つの理由を解説します。
▼あわせて読む独占インタビュー|世界No.1DJ、マーティン・ギャリックスが凄い5つのワケを検証
マーティン・ギャリックスを絶対に観ておくべき5つの理由
1. 音の洪水を彩る、凄まじいライティング・プロダクション
2004年のアテネ・オリンピックでティエストのDJに衝撃を受け、DJやトラックメイキングの道を志すようになったマーティン・ギャリックス。2014年に世界最大級のダンス・ミュージック・フェス<ULTRA MUSIC FESTIVAL>にて史上最年少の19歳でヘッドライナーを務めて以来、長きにわたってトップランナーとして君臨し続けてこられたのはなぜか? その理由は言うまでもなく、彼が圧倒的なライヴ・パフォーマンスを繰り広げてきたから。
マーティンは昨年10月、出身地のオランダ・アムステルダムで開催された<Amsterdam Dance Event>(通称ADE:世界最大のダンス・カンファレンスとして有名)で、最新セット「ANIMA」をデビューさせています。4K UHD/5.1サラウンドで撮影・録音された(!)動画をご覧の通り、ライティングやレーザービーム、VJをこれでもかと駆使した演出は、たびたび吹き荒れる炎やスモークとあいまって、超がつくほど刺激的かつドラマティック。EDMが進化に進化を重ねた結果、もはや芸術の域に達しているのがよくわかるでしょう。
ちなみにこの日は、自身による数々のヒット曲に加えて、ザ・ウィークエンドキャント・フィール・マイ・フェイス”、アヴィーチー“ウェイティング・フォー・ラブ”といったポップ・チューンも織り交ぜていたマーティン。彼はオーディエンスの反応を見ながら毎回セットリストを変えることで、いつだって真の一体感を生み出してきました。同じライヴが繰り返されることはなく、<フジロック>も特別な一夜になるのは間違いありません。
Martin Garrix Presents: ANIMA(Live @ Amsterdam RAI 2018)
また、ベルギーの<トゥモローランド>で昨年ヘッドライナーを務めた際には、クロージングで新曲“ハイ・オン・ライフ”を初披露。当日のライヴ映像がふんだんに盛り込まれたミュージックビデオからも、壮大なスケール感やオーディエンスの熱狂ぶりが伝わってきます。他にも、<ULTRA MUSIC FESTIVAL>などのフェスで披露されたパフォーマンス動画や、世界各国で撮影された写真がYouTube/Instagramに多数アップされているのでぜひチェックを。
Martin Garrix feat. Bonn - High On Life(Official Video)
Martin Garrix & Bebe Rexha - In The Name Of Love(Official Video)
さらに加えて、今日のUKを代表する歌姫、デュア・リパとの“スケアード・トゥ・ビー・ロンリー”や、前述の“ハイ・オン・ライフ”も歌っていたボンの“ノー・スリープ”もついでに覚えていけば完ペキ。ここまで紹介してきた楽曲は、“アニマルズ”を除いて『ザ・マーティン・ギャリックス・エクスペリエンス』ですべて網羅されているので、ぜひともゲットしましょう。
Martin Garrix & Dua Lipa - Scared To Be Lonely(Official Video)Martin Garrix feat. Bonn - No Sleep(Official Video)
4. フジロックのスタッフも唸らせた、今こそ見ておくべき才能
筆者が以前、「フジロック×サマソニ運営対談」と題してRolling Stone Japanで取材した際、SMASHの宣伝/ブッキング担当・高崎亮さんは、マーティンの出演についてこんなふうに話していました。
「僕はEDCやUltraもずっと行ってる会社のEDM担当なので、『ネクスト・アヴィーチーです!』と社内でプッシュし続けて。(中略)フェスに行くと、彼のDJ目当てでやってきたお客さんが本当に多いんですよ。ここから新しい客層も開拓したいし、フジに毎年来てる人たちのリアクションも楽しみですね」(引用:https://rollingstonejapan.com/articles/detail/31164)
高崎さんも認めるように、マーティンからヘッドライナーのシーアへと続く2日目・土曜のGREEN STAGEには、N.E.R.D.やケンドリック・ラマーを招聘した昨年に続いて、<フジロック>の新しい流れをアピールしようという意思が感じられます。音楽シーンのガラパゴス化が囁かれ続けるなか、世界中でリアルに評価されている本物のトップ・ミュージシャンを苗場に呼ぼうと、<フジロック>のスタッフは全力で取り組んでいる。その心意気にオーディエンスも全力で応えたら、きっと素敵な光景が見られるのではないでしょうか。今年どうしてもマーティンを呼ばなければいけなかった理由とは? その答えは、きっと当日にステージ上で明かされるはずです。
<FUJI ROCK FESTIVAL ‘19>(以下フジロック)まであと二週間を切りました。<SUMMER SONIC 2019>や<RISING SUN ROCK FESTIVAL 2019 in EZO>の開催も近づき、夏フェスシーズンに突入しますね! フェスに行くなら、やっぱりオシャレに着飾りたい! なんて思う方も多いはず。でも一概にフェスと言っても、それぞれで開催場所や環境の違いもあれば、訪れる人もさまざま。そこで、今回はそれぞれの夏フェスにぴったりのアイテムとファッションをQetic編集部おすすめのフェスと合わせてご紹介します。
Qetic編集部おすすめの夏フェス
1. FUJI ROCK FESTIVAL
<フジロック>は日本で初めての音楽フェスティバルとしても知られる日本最大級の野外フェスです。ロック、ヒップホップ、ダンス・ミュージックなど毎年音楽のジャンルを越えて、世界各国から多種多様なアーティストが集まり、最高のパフォーマンスを繰り広げています。新潟・苗場スキー場で開催される本フェスはうっそうと繁る森林に囲まれた大自然の中で開催されるので、しっかりとした装備が必要です。
出演アーティスト:ケミカル・ブラザーズ(The Chemical Brothers)、シーア(SIA)、ザ・キュアー(The Cure)
FUJI ROCK FESTIVAL '19オフィシャルサイト
The Chemical Brothers - Eve Of Destruction
2. SUMMER SONIC
今年で20周年を迎える都市型フェスティバルで、日本はもちろん、世界中のメインストリームで活躍するアーティストたちが熱いステージを披露します。東京・大阪という巨大都市で開催されるフェスティバルということもあり、照り返す陽射しに対応できる服装であれば、より楽しめるかも?
出演アーティスト:レッド・ホット・チリ・ペッパーズ(Red Hot Chili Peppers)、B’z、THE CHAINSMOKERS(ザ・チェインスモーカーズ)
SUMMER SONIC 2019 オフィシャルサイト
Red Hot Chili Peppers - Dark Necessities [OFFICIAL VIDEO]
3. ROCK IN JAPAN FESTIVAL
日本のロック・アーティストやメジャー・シーンを代表するミュージシャンたちが集結する、日本の音楽好きにとってはおなじみの音楽フェスティバルです。茨城県・国営ひたち海浜公園で2週に渡り開催され、会場ではキャンプビレッジもあるなど、自然を楽しめる要素も。夏真っ盛りに開催されるフェスなので、暑さ対策に留意しておきたいところです。
出演アーティスト:あいみょん、きゃりーぱみゅぱみゅ、くるり
ROCK IN JAPAN FESTIVALオフィシャルサイト
あいみょん – 真夏の夜の匂いがする【very short movie】
4. RISING SUN ROCK FESTIVAL in EZO
北海道・石狩の広大な土地で開催されるオールナイト野外ロックフェスティバルとして1999年に開催を迎え、今年で21回目。地元北海道のバンドや今年は再結成組なども出演することで話題に。土地柄もあり、昼は涼しく、夜は肌寒くなるので、何か羽織るものがあれば思う存分音楽を満喫できるはず!
出演アーティスト:NUMBER GIRL、ELLEGARDEN、TAKKYU ISHINO
RISING SUN ROCK FESTIVAL 2019 in EZOオフィシャルサイト
NUMBER GIRL - 透明少女
5. SWEET LOVE SHOWER
富士山を一望できる山中湖畔、という最高のロケーションで、今まさにシーンの最前線をひた走るインディー・バンドや今後注目したいアーティストたちが共演する多くの若者に人気のフェスティバルです。山のふもとということもあり、不安定な天気に。雨具などを揃えておくとベター!
出演アーティスト:King Gnu、THE ORAL CIGARETTES、OKAMOTO’S
SWEET LOVE SHOWER 2019オフィシャルサイト
7月6日(土)・7日(日)の二日間にわたって、福井県で初の大型野外音楽フェス<ONE PARK FESTIVAL>が開催された。地元の人々の主導によって企画・運営された同フェスは、今回が記念すべき第一回目となる。会場内でライブと福井県の名産・工芸品・グルメ等が楽しめるのはもちろんのこと、リストバンドさえあれば出入りは自由。「町全体が一つのテーマパークに」とうたい文句にあるように、空き時間には福井の街を散策したり観光することもできる、地元に密着した都市型音楽フェスだ。梅雨の時期ではあったものの両日とも晴天に恵まれ、二日間で一万人もの観客が集まって北陸最大級の夏フェス誕生を盛り上げた。
恐竜の化石が多数発掘される「恐竜王国」としても知られる福井県。巨大な恐竜のモニュメントが出迎えてくれるJR福井駅から歩くこと5分ほどで、<ONE PARK FESTIVAL>の会場・福井市中央公園が見えてくる。その名前どおり、県庁や市役所などの建物に囲まれた福井市のど真ん中に位置し、昨年8月にリニューアルオープンしたばかり。都市の中央にありながら青々とした芝生が広がる自然豊かな公園は、音楽フェスの開催にうってつけの会場と言えるだろう。
このフェスの発起人に名を連ねているのが、SOIL & “PIMP” SESSIONSのアジテーターである「社長」。彼も福井県出身であり、出演アーティストのセレクションやオファーに深く携わった。「自分たちの実力とプレイでお客さんを巻き込むことができるグルーヴ感とスキルを持っているアーティスト」を基準に声をかけたというラインナップには、お茶の間レベルの人気バンドから気鋭の若手アーティストまで、音楽好きも唸らせる素晴らしいアーティストが幅広く勢揃い。7月6日(土)の出演者は、青葉市子、WONK、ELLI ARAKAWA、Ovall、CAPTAIN VINYL(DJ NORI+MURO)、クレイジーケンバンド、Cornelius、Gai Sunya、水曜日のカンパネラ、SPECIAL OTHERS、DAN、Blu-Swing、maco maretsの13組。7月7日(日)には、Attractions、ウルフルズ、クラムボン、SIRUP、Sunaga t experience、cero、sauce81(N’gaho Ta’quila/77 Karat Gold)、chelmico、never young beach、FNCY、YonYon、LicaxxとSOIL & “PIMP” Sessionsに加え、オーディションで出演を勝ち取った地元アーティストのhendecagonと水咲加奈が出演を果たした。
Qeticでは、記念すべき第一回目が成功を収めた<ONE PARK FESTIVAL>の魅力を伝えてもらうべく、出演アーティストの中から4組にインタビューを実施。WONKの長塚健斗さん、Ovall、オーディションから出演を勝ち取った地元出身アーティストのhendecagon安丸智也さんと水咲加奈さんに、<ONE PARL FESTIVAL>に出演した感想を聞いた。
INTERVIEW:WONK長塚
──今回、WONKは<ONE PARK FESTIVAL>第一回目のトップバッターという記念すべき出番でした。実際に出演してみて、いかがでしたか?
<ONE PARK FES>の歴史の第一歩が僕らだと知って、緊張しましたけど楽しかったです。朝早かったのに盛り上がってくれて、お客さんの温かさにも助けられましたね。他の出演者のラインナップもヤバくて、このフェスのトップバッターが俺たちでいいのかなって思うくらいですけど、出演できて光栄でした。
──ステージでは、メンバー同士がアドリブで演奏し合う熱い姿が印象的でした。
昔はクールに見せたいというか、どこかカッコつけてた部分もあったんだけど、最近は僕たち自身が楽しんでいる姿を見せないとお客さんも楽しめないだろうという意識に変わってきているんです。だから、ステージでの色んな動きを研究しているところですね。
──福井県の印象は?
WONKは今回が二回目の福井県なんです。前回もSOILさんに呼んでもらって、サポートアクトとしてライブしました。福井と言えば、コシヒカリ、海鮮、ソースカツ丼、地酒……。食のイメージが強いですね。本当に美味しいものが何でもあるというイメージがあります。
──<ONE PARK FESTIVAL>という生まれたばかりのフェスについては、どういう印象ですか?
僕らも色んな地方のフェスに出演経験がありますが、素晴らしいフェスほどフードも地のものをちゃんとアピールしていて、クオリティの高いものを出してくれる印象があります。アーティストへのケアも手厚くて、ケータリングで地元の人が手料理を作ってくれたりするんです。ここもちゃんと地元の名物を作って提供してくれて、地酒もたくさん用意してあって、嬉しいことばかり。例えば、高いお弁当なんて都内でいくらでも食べられるじゃないですか? そうではなくて、こういう土地に来たらここでしか食べられないモノを食べて、ここでしか体験できない体験をしたいんです。その点でも<ONE PARK FESTIVAL>は最高のフェスですね。
──会場の福井市中央公園は、駅から徒歩5分という街のど真ん中にあります。この場所にはどういう感想を持ちましたか?
夏フェスは山の中で開催されるものが大半なので、こんなに街中の屋外で演奏できる機会はそうそうないですね。しかも、都市部にあるのにちゃんと吹き抜けになっていて、演奏する方にとっても気持ちいい場所だと思いました。何より素晴らしいと思ったのは、市が全面的にバックアップしていて、音楽フェスが町おこしの一環にもなっているところ。こういう地元に密着した音楽イベントが全国に増えて、音楽がもっと身近になっていけば嬉しいなと思います。
──6年振りのアルバム制作で、何か変化はありましたか?mabanua Ovallは変わらずにOvallだなって思ってくれる人もいるだろうし、結構変わったなって思う人もいそう。だから、どっちもあるんじゃないかな。聴く人によって印象が違うアルバムになっているような気がします。
関口 変わっている気はしますけど、その中にもOvallっぽいって思ってもらえる要素はたくさんあると思います。でも、まだ誰にも聴かせていないから、どう受け入れられるかは未知数ですね。
mabanua 例えば今回ブース展示もしているハーレーダビッドソン等の名だたるメーカーにも長い歴史があって、変わっていく部分はたくさんあるけど、その中にも変わらない芯があるじゃないですか。今はキーを捻ってエンジンをかけないとか、色々とアップデートは加えられているけど、基本的な形状や信念みたいなものは変わらない。歴史に裏打ちされたものは残しつつも常に更新していかなければ続いていかない。
──<ONE PARK FESTIVAL>もこれから毎年恒例にしていきたいと考えているようなので、そういった歴史の積み重ねとアップデートは大事になってきますね。mabanua 僕たちも瞬間的にドカンと爆発するよりは、継続することが大事なんだという考えで活動を続けているんです。フェスの運営は大変だとは思うけど、<ONE PARK FESTIVAL>もぜひ継続していってもらいたいですね。
INTERVIEW:hendecagon安丸智也
──オーディションで勝ち取った<ONE PARK FESTIVAL>への出演。とても素晴らしい熱演でしたね。
いやぁ、かなり緊張してまして、いつもの力は出せなかったですね。オーディション・ライブの時の方が出来は良かったんじゃないかな(笑)。でも、こんなに広い会場で演奏できて、とても気持ち良かったです。
──地元の福井県でこれほど大きい規模のフェスが開催されると最初に聞いた時は、どう思いましたか?
オーディションがあるという話を聞いた時には、すでにCorneliusやクレイジーケンバンドの出演が発表されていたんです。だから、こういう有名どころが出演するフェスが福井の街のど真ん中で開催されるんだっていう驚きはかなり大きかったですね。
──オーディションに受かる自信はありましたか?
いやぁ、全然です(笑)。僕らのバンドはライブもそんなにやってなくて、このオーディションがあるって聞いてじゃあ一本録ってみるかって軽い気持ちで応募しました。録音もiPhoneのボイスレコーダーで録っただけ。しかも、オーディションの選考ライブの日はメンバーが一人都合が悪くて、出られないって分かった状態で応募したんです。受かる気なんてさらさらなかったんで、受かって驚きました。
──ステージでのパフォーマンスだけでなく、地元民の目線から第一回目の<ONE PARK FESTIVAL>に参加した感想を教えてください。
地元に住んでいる身からすると、こんな場所でフェスをやってくれるのは本当にありがたいです。交通費がかからないという点もありがたいですし、こんな豪華なラインナップが地元で見られるとなると、音楽好きとしてもテンションが上がりますね。ぜひまた来年も開催してもらいたいです。
INTERVIEW:水咲加奈
──まずは<ONE PARK FESTIVAL>のステージでパフォーマンスしての感想を教えてください。
緊張しましたね。いつも見に来て下さる方もちらほらいらっしゃったんですけど、その方たちには「緊張してたね」って言われました。私の音楽は分かりやすく盛り上がるような音楽ではないですが、お客さんがすごく集中して見てくれて、ちゃんと聴いてくれているのが伝わって嬉しかったです。
──オーディションでは当初の予定にはなかった審査員特別賞を受賞して出演が決まったそうですね。
オーディションへの参加を決めた時は、ダンス・ミュージック寄りのフェスなので受からないだろうなと思っていたんです。オーディション・ライブの時は自分の中で120点の演奏が出来たのですが、それでも難しいのかなって考えていました。Hendecagon、カッコ良かったし、悔しいけど仕方ないなって(笑)。でも、審査員の方たちがすごく長い時間をかけて審査してくださって、その結果特別賞をいただけて嬉しかったです。
──他の出演アーティストで特に印象に残ったライブはありましたか?
オーディション・ライブの時に、審査してくれた方がyahyelのGai Sunyaさんだったんです。今回、初めてライブを見させてもらったんですが、とてもカッコよくて素晴らしかったです。
──福井県在住の水咲さんから見て、福井県の良いところはどこだと思いますか?
実際に住んでいる私からすると、福井の良いところは何もないところかもしれません。一年だけ名古屋に住んでいたことがあるんですが、その時に「何もないのがいいんだな」って実感しました。観光名所もありますけど、駅前をふらっと歩いて「変わったお店あるな」って入ってみたりだとか、そういう感覚が楽しいんじゃないかなって思います。せかせか観光するんじゃなくて、のんびりと福井県を楽しんでほしいですね。
──最後に、地元福井で初開催の<ONE PARK FESTIVAL>に参加した感想を教えてください。
ここまで大規模な音楽フェスに参加すること自体が初めてだったのですが、すごく良い雰囲気で素晴らしいと思いました。来年も再来年も、ずっと続いてほしいです。
<ONE PARK FESTIVAL>の模様はハーレーダビッドソン ジャパンの公式ウェブマガジン「FREEDOM MAGAZINE」でも取り上げられているので、こちらも熟読されたし!