あと7日で<FUJI ROCK FESTIVAL ’19>(以下フジロック)がついに開幕します! 今からはやる気持ちを抑えられないという方も多いはず。きっとそんな皆さんの中には、お目当てのアーティストやDJたちに「あの曲をプレイしてくれないかな?」なんて、思いを馳せている人もいるのでは?
今回Qeticでは、<フジロック>に特別な思い入れがある今巷で勢力的に活動しているDJたちに、「もしあなたが<フジロック>でDJするなら?」というテーマで1曲ずつ選曲していただきました! それぞれが自身のかけたい曲について、思いの丈を語ってくれています。
さらにQetic編集部が選ぶ絶対に観ておきたいアーティストの楽曲もご紹介! ここで一気に<フジロック>へのモチベーションをあげちゃいましょう!
もしフジロックでDJするなら何かける?
DaisukeYoshinO))) (HideOut)
Perfect Day / Lou Reed
初めて行った<フジロック>、2004年のヘッドライナーがルー・リードでした。もう観ることが叶わないなら。Oh it's such a perfect day !!
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Sunny / Chris Montez
雨がつきものの<フジロック>にあって、晴れ間が覗く瞬間に一番の醍醐味があると思います。そんな風景にピッタリ合うので選びました。
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樹里(Parklife/BYE CHOOSE)
Charlie Brown / Rejjie Snow
昨年沢山いいアーティストがアルバム、曲をリリースして、その中で見つけたアーティスト。そこから彼のこの曲をプレイし続けてるのに<フジロック>には来ない。いつかGreen Stageで見れたら最高だから出るまでプレイし続けたい。
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Yamashita Shuhei
Fools Gold / The Stone Roses
僕が初めて<フジロック>に参加した2012年のヘッドライナーであり、当時1番のお目当てだったという個人的に思い出深いアーティストだから。
2012年の<フジロック>がThe Stone Roses再結成後の日本初ライブで、すごい熱量だったことを覚えています。
曲としても、ご存知の通り、ダンサブルで最高です!
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Vertigo/Relight My Fire / Dan Hartman
フツフツと盛り上がり、最高潮までもっていくあのテンション感が最高な一曲。僕にとっても、所属するClub80'sにとっても、アンセム中のアンセムを<フジロック>で共有したいです。 いつ聴いても最高な曲を<フジロック>で聴けたら、さらに、もう、最高すぎるでしょうよ、、、
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片山翔太(BYE CHOOSE)
1517 / The Whitest Boy Alive
The Whitest Boy Aliveは解散してしまったけど、自分が敬愛するErlend Øyeにフジのステージで演奏してほしい! し、この曲で爆踊りしたい。
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Takeshi Sato(Too Young To Love)
I Want Candy / Bow Wow Wow
ステージや時間帯を考え出したらキリがなかったので、<フジロック>全体を何となくイメージしたら最初に出てきた曲でした。色褪せないジャングルビート。
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KING GIZZARD & THE LIZARD WIZARD / Rattlesnake
オーストリア出身の7人組サイケ・ロックバンド KING GIZZARD & THE LIZARD WIZARD
アーティストや関係者に今年の注目は?と聞くと必ずと言っていいほど名前があがっています。
MITSKI「Nobody」
日本生まれ、NY在住のミツキ・ハヤカワのソロプロジェクト。海外では必ずオーディエンスが大合唱し会場が一体となる1曲です。9月のNY公演を最後にライブ活動を無期限休止することを発表しています。
ORIGINAL LOVE / 接吻
田島貴男によるソロユニットORIGINAL LOVEの言わずと知れた代表曲。意外にもフジロック初出演となった、今年のステージは必見です。
KID FRESINO / Coincidence
昨年、豪華メンバーで編成されたバンドを従えてリリースし話題となりました。バンドセットで出演することがすでに発表されており、どのようなステージになるかは必見です。
7月27日(土)
UNKNOWN MORTAL ORCHESTRA / Hunnybee
ポートランドを拠点に活動するUNKOWN MORTAL ORCHESTRAが昨年リリースした今曲のMVは、山あいを走る電車の車窓を眺めるバックパックを抱えた女性のアニメーションで構成されており、さながらフジロックに向かう道中のよう。
JAY SOM / Tenderness
待望の来日となったフィリピン系アメリカ人、Jay Som。ドリーミーでポップなサウンドに体を預けてみれば、きっと自然と体が揺れて心地よいはず。
GEZAN / DNA
常にアグレッシブな動きを見せるGEZANが遂に<フジロック>の WHITE STAGEに出演。USツアーを経て制作された今曲はイマのGEZANを表しています。
Tempalay / どうしよう
着実にステップアップを続けるTempalayの代表曲。不気味なサウンドと不安定な楽曲ですが、どこか癖になる今曲はBTSのメンバーもツイートするほど。
7月28日(日)
Khruangbin / Evan Finds The Third Room
ファンキーなギターサウンドが最高なバンドの楽曲の中でもとりわけファンキーなこの1曲。アジアンレディーが街中で陽気に踊るMVも含め、すべてがファンクネスに満ちていて、最高です。
James Blake / Don’t Miss It
みんな大好きジェイムス・ブレイクが自身の胸の内を記したことでも知られる“Don’t Miss It”。ベース・ミュージックの申し子が初めて赤裸々に愛を語る珠玉の名曲です。
TENDRE / SIGN
なんでも弾きこなしてしまうマルチプレイヤー・TENDREの夏の様相漂う心地いい1曲。これを聴きながら湾岸線を流すなんてのもいいんじゃないでしょうか。
never young beach / STORY
<フジロック>初出場から早4年、破竹の勢いでGREEN STAGE出演にまで辿り着いたnever young beach。
最新作のリード曲となる今曲はこれまでとは異なったアプローチで制作され、ネバヤンとして新境地になる楽曲となっています。
DJのみなさんに紹介していただいたプレイリストも公開しています! ぜひこちらを聴いて<フジロック>へのモチベーションを高めましょう!
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いよいよ今週末26日(金)から開催される<FUJI ROCK FESTIVAL ’19>(以下、フジロック)。タイムテーブルも発表され、現時点でもうすでに自身のタイムスケジュールを組んで、どの時間にどのステージに向かうかを決め込んでいるという方もいらっしゃるはず。
国籍を問わず、多種多様なアーティストが各ステージに登場する中で、ネクストブレイクアーティストが集うステージ「ROOKIE A GO-GO」に注目している方も多いのではないでしょうか。ROOKIE A GO-GOには、<フジロック>出演経験のないニューカマーたちが登場します。この中からきっとあなたが気になるアーティストも見つけられるはず。
Qeticでは今回、今年のROOKIE A GO-GOステージを盛り上げてくれるアーティストに、それぞれが胸に秘めている<フジロック>への想いや意気込みをお伺いしました。
26日(金)出演アーティスト
23:00〜23:30 KOTORI
KOTORI 「RED」 Official Music Video──バンドの自己紹介をお願いします。
2014年埼玉県越谷市で結成された4人組ロックバンド。現在は都内を中心に活動中。
──ROOKIE A GO-GOに選ばれた時の心境を教えてください。
今まで色々なフェスのオーディションに応募してきたのですが、毎年応募していたのはROOKIE A GO-GOだけなので念願だったし、純粋に嬉しかったです。1週間ぐらい「やばい」しか言えなくなりました。
──<フジロック>へ行くのは初めてですか?
初めてです。
──当日はどんなパフォーマンスをしたいですか?
<フジロック>のお客さんは正当に音楽を評価してくれる音楽人なイメージがあるので、そういう人たちがグッとくるようなシブい演奏をしたいと思います。
──<フジロック>で楽しみにしていることは?
朝からビールを飲みまくることです!
──<フジロック>の意気込みをどうぞ!
朝からビールを飲みまくります!
──おすすめの楽曲を一曲教えてください。
“Yellow”。
2014年、中学の同級生で結成。自主レーベル「浅野企画」を設立して、これまで3枚のEPと1枚のフルアルバムをリリース。
類まれなメロディーセンスと90年代のオルタナシーンに影響をうけた爆発力のあるサウンドを武器に、全ての会場をハッピーなグルーヴに包みこむ4人組バンド。2018年には「RUSH BALL」「BAY CAMP」などの国内フェス、そしてアメリカ最大級のフェス「SXSW」にも出演を果たす。2019年2月には、グラスゴーの至宝バンド「TEENAGE FANCLUB」の来日公演のサポートアクトを務める。また「ARABAKI ROCK FEST.19」「VIVA LA ROCK 2019」「COMING KOBE」「百万石音楽祭 2019」など大型フェスに続々と出演し、シーンを席巻。「FUJI ROCK FESTIVAL'19」にも出演が決定。
9/28(土)TENDOUJI Presentsの自主企画『MAKE!TAG!NIGHT!!! vol.3』を、POLYSICS・崎山蒼志を迎えて恵比寿リキッドルームで開催。
東京インディ/オルタナ・シーン屈指の愛されバンド、TENDOUJI。
いよいよ開催が間近に迫った<FUJI ROCK FESTIVAL 2019(以下、フジロック)>。その出演者の中に、USミュージック・シーンの第一線で活躍する一人の日本人がいることを知っているだろうか? その日本人とは昨年のスーパーオーガニズムに続く逆輸入アーティストのBIGYUKIこと本名・平野雅之。高校卒業後に渡米して名門バークリー音楽大学に進み、キーボーディストとして数々の著名アーティストからの信頼を勝ち得ている気鋭のプレイヤー/アーティストだ。彼の能力を買い賞賛を送る大物を一部挙げるだけでも、Q・ティップ、J・コール、タリブ・クウェリ、ビラル、ロバート・グラスパー、カマシ・ワシントン等々……と、USヒップホップからジャズ・シーンを股にかけた錚々たる名前が並ぶ。
2015年にアメリカの『JAZZ TIMES』誌が行った読者投票の「ベスト・シンセサイザー奏者」部門でハービー・ハンコック、チック・コリア、ロバート・グラスパーに次ぐ4位に選出されるなど、ジャズ・シーンでは以前から名うての奏者として知られていたBIGYUKI。ロバート・グラスパーは来日時のインタビューで「今最も注目しているのはBIGYUKI、日本のロバート・グラスパーだ」と話し、カマシ・ワシントンは現在行っているツアーのバンド・メンバーに彼を起用。ジャズ新世代を代表するミュージシャンからの共演を望む声は、今なお後を絶たない。
BIGYUKI - Changes/Soft Places
そんなBIGYUKIがポップ・ミュージックのシーンでも広く注目される契機となったのは、2016年にア・トライブ・コールド・クエストがリリースしたオリジナル・アルバム『ウィ・ゴット・イット・フロム・ヒア・サンキュー・フォー・ユア・サービス』だろう。USヒップホップ界の巨人が実に8年振りに発表したラスト・アルバムにおいて、彼はキーボーディストとして参加。そのプレイは中心人物のQ・ティップから絶大な信頼を受け、収録曲の“Melatonin”では作曲者の一人としてもクレジットされた。
同アルバムは当然のようにUSアルバム・チャート一位に輝いたが、全米一位獲得作品に日本人が参加したのは何とオノ・ヨーコ以来という快挙だった。同2016年、BIGYUKIはJ・コールのアルバム『4ユア・アイズ・オンリー』にも参加。同作も全米一位となり、全米一位獲得作品2作に参加した史上初の日本人となった。
BIGYUKIはこれまでに二作のリーダー・アルバム、『Greek Fire』(2016年)と『Reaching For Chiron』(2017年)をリリースしている。この二作品を聴けば、なぜ彼が同業者をこれほどまでに虜にしているのか、その理由が分かるはずだ。既存のジャズ・マナーだけに囚われず、自身の出自であるクラシックの繊細なタッチから黒人音楽のグルーヴィな躍動感までをシームレスに紡ぎ出していくピアノ/キーボード/シンセサイザーのプレイ。自身の演奏を核として、ギター、ドラム、パーカッション、歌からエレクトロニック・サウンドまでを駆使しながら安易なカテゴライズを拒否する独自の世界観を作り上げている。
BIGYUKI – Belong
彼は影響源としてジャズやヒップホップのみならず、ダブステップ、トラップ、テクノ、ジェイムス・ブレイクにレディオヘッドと、様々なジャンルの革新的なサウンド/クリエイターの名前を挙げている。2ndアルバムのタイトルに登場する「Chiron=ケイロン」とはギリシャ神話に登場するケンタウロスの名前で、野蛮で粗暴なケンタウロス族の中では例外的に、様々な知識や知恵を学び活かした思慮深い賢者だったという。『Reaching For Chiron』=「ケイロンになれるように」というタイトルにも象徴されるように、BIGYUKIは膨大な蓄積を未来の音楽へと昇華する、稀有なサウンド・クリエイターでもあるのだ。
今回の来日は、バンド・メンバーにもNYシーンの重要人物が揃う。ギタリストのRandy Runyonと、ドラムのTim "Smithsoneon" Smith (Drums)の二人は、数々のセッションやプロジェクトに参加し、ともにビラルのバンド等にも参加する盟友。BIGYUKIが「ベスト・メンバー」と称するトリオ編成となる。ライブでは、トラヴィス・スコットやエイサップ・ファーグ、XXXテンタシオンといったラッパー達のリミックスも披露しているため、熱心なジャズ・リスナーでなくとも十二分に楽しめるはずだ。
2019年を象徴するニューカマー、君島大空がまもなく開催される<FUJI ROCK FESTIVAL(以降、フジロック)>2日目、深夜24時よりROOKIE A GO-GOに登場する。今年3月にリリースされたデビューEP『午後の反射光』は大きく話題となり、かねてから賛辞を贈っていた崎山蒼志のほかにも、岸田繁(くるり)や川谷絵音、綾野剛まで錚々たる顔ぶれがその才能を絶賛。宅録による多重録音を駆使したメロウで儚いサウンドや、歌と歌詞に滲むパーソナルな詩情が広く共感を集めている。
将来を担うバンドやアーティストが一世一代のライブを繰り広げるROOKIE A GO-GOは、これまでに多くのミラクルを演出してきた。君島は今回、彼が「合奏形態」と呼ぶバンド・セットでの出演。くるりやKID FRESINOのサポート、CRCK/LCKSでの活動で知られる石若駿(Dr)、King Gnuの屋台骨を務める新井和輝(Ba)、吉田ヨウヘイgroupを脱退し、現在は中村佳穂BANDなどで幅広く活躍中の西田修大(Gt)という、今もっとも勢いのある3人の若手プレイヤーが脇を固める。君島もサポート・ギタリストとしてキャリアを積んできた実力者であり、どう考えてもルーキー離れした4人のステージは、今年の<フジロック>でも指折りのハイライトとなるに違いない。そこで今回は、君島の素顔やミュージシャン像を改めて掘り下げつつ、<フジロック>への想いを存分に語ってもらった。
──君島さんがブライアン・イーノ(Brian Eno)の”By This River”をカヴァーしている映像がありますが、あの曲を好んで演奏するセンスも、今の話と繋がっていそうな気がしました。
あの曲は歌詞がとても好きで。何を言っているか全然わからないんですけど、荒涼とした場所でひたすら悲しみにくれている自分と誰か……人称も曖昧だし、何も強く主張してこない感じが自分のなかにスッと落ちてくるというか。「ここに帰れる場所があるんだな」と思わせるようなものが底流に流れている気がして、すごく好きです。
Ozora Kimishima(君島大空)▶︎ by this river(live at kakululu)
ディビアシーはLA出身のビートメイカー。90年代中盤から00年代中盤まで約10年ものあいだLAに住み、かの地のアンダーグラウンド・ヒップホップ、ビート・ミュージックに造詣の深いBUDAMUNKは、「Flying LotusとDillaの間にDibiaseがいるのは間違いないね」(【インタビュー】Cram & Budamunk by ISSUGI | Talk About Beats at FNMNL)とディビアシーの重要性を強調している。今年4月、そのディビアシー、フライング・ロータス、ラス・Gの3人がビート・ミュージックとSP-404について語る映像がYouTubeにアップされ、話題を呼んだ。
Beat Culture & the SP-404 with Dibia$e, Flying Lotus and Ras G
1993年生まれ、埼玉県川口市出身のAru-2。彼は高校生のころ、自分でラップをするビートを作り始める。当時、ビート・ジャックという発想がなかったためだという。そしていつしか、ラップよりビートを作るのに夢中になっていく。2016年に沖縄で制作した4曲入りの『NANGOKU EP』(2017年発表)では鍵盤を弾き、みずから歌うことにも挑戦している。そして昨年、Notologyというヴォーカル・プロジェクトを立ち上げ、『selfy key』と『A H O』という2枚の作品を発表した。
Notology a.k.a. Aru-2“Rocka Bama Baby / A H O”
仙人掌 Kid FresinoとのEP(『Backward Decision for Kid Fresino』2014年)でも歌っていたし、ライヴでもだいたい歌うもんね。
Aru-2 そうですね。あの作品もフックで歌っていましたね。歌いながらビートを作ったりしますし、ビートを作っていたらメロディが浮かんでくるんです。ライヴで歌うようになった理由は、いろんなライヴの現場を経験するようになって、ただビートを流すだけじゃないライヴをしたいって思ったのがきっかけでした。
仙人掌 『BOY MEETS WORLD -REMIX-』のミックスとマスタリングもAru-2に任せたし、フリーフォームで多才なビートメイカーだと思う・
仙人掌が“多才”と評する通り、Aru-2は『A H O』で、ビートを組み、日本語の歌詞を書き歌うのみならず、エレクトリック・ピアノ、シンセサイザー、ヴォコーダーなどを用い自身の表現をネクスト・レヴェルに押し上げるようなソウルフルなビート・ミュージックをたったひとりで作り上げた。この作品の個性とカッコ良さは、ソウルフルかつジャジーな演奏が、Aru-2節としか言いようのない独特のリズムの訛りと奇妙に心地良く同居している点にある。そして、Aru-2のフリーフォームな制作方法とそのリズムの訛りが今回のリミックスをよりリミックスらしくしたようだ。大半のビートメイカーに仙人掌が楽曲を指定してリミックスを依頼するなか、Aru-2はリミックスする曲をみずから選んだ。彼が選んだのは “Bottles Up”だった。仙人掌が酒瓶を擬人化して物語を紡ぐ1曲だ。
JUN NAGAOSAはビートを本格的に作り出す前は自宅でひたすらルーティンを組むようなヒップホップのバトルDJだった。そんな彼は、LAのビート・ミュージックに触発され、ビートメイクを始めることになる。
JUN NAGAOSA DJ スピンバッドやエクセキューショナーズ(ヒップホップのDJやターンテーブリストたちが集まってNYで結成された集団)のロック・レイダーとかに影響を受けて一時期はひたすらルーティンを組んでいるようなDJでした。それがあるとき、ディビアシーやラス・Gのビートを聴いて、『これはヤバイ!』ってなって、SP-404でビートを作り始めるんです。SP-404の作りやすさのおかげでDJからビートメイカーにすんなり移行できたのはありますね。MPCとかと違ってリサンプリングで直感的にビートを作れるから。
仙人掌 jjjが、SPでビートを作る感覚を“音を手で掴む”って表現していましたね。サンプルをチョップするときも波形を切るんじゃなくて、音を手でざくざく掴んでいく感覚でやるって。
取材/文:二木信
写真:Shoichi Tagawa
SPECIAL THANKS TO Lil Mercy(WDsounds)
RIP Ras G
BOY MEETS WORLD - REMIX
2019.03.20
Label:WDsounds/Dogear Records/P-VINE
TRACKLIST
1. 99'Til Infinity(dhrma REMIX)
2. Boy Meets World(KO REMIX)(Remixed by Yotaro)
3. Penetrate(CRAM REMIX)
4. Darlin' feat. jjj(EYETREG REMIX)
5. Water Flow(Junnagaosa REMIX)
6. Bottles Up(Aru-2 REMIX)
7. Rap Savor feat. MILES WORD(ILLSUGI REMIX)
8. Show Off(BudaMunk REMIX)
9. So Far(Bugseed REMIX)
10. World Full Of Sadness(RLP REMIX/Additional Vocal by SOGUMM)
11. TBA(Prod by NARISK)
The Concept of The Remix Album is Made by BudaMunk & 仙人掌
All Mixed and Mastered by Aru-2
新たな自由を求め、これまで数々のコラボレーションを展開してきたハーレーダビッドソン ジャパンによる新しいプロジェクト『SEEK for SOUL(シーク・フォー・ソウル)』が始動。今回のプロジェクトのコラボレーターは、ソウルフルなギタープレイと、卓越した力強いボーカルが印象的なシンガー・ソングライターReiだ。
卓越したギタープレイと力強い歌声をもつReiが描くハーレーダビッドソンの世界
昨年のハーレーダビッドソン主催の<BLUE SKY HEAVEN>や、代官山T-SITEで開催された<FREE[ER]WEEKEND in TOKYO>にも出演し、多くのバイクファンを魅了した。
FAT BOY™️LOW RIDER®
キャンペーン名の『SEEK for SOUL』は、“自己への探求”、“見たことのない景色を探し求める”という意味が込められており、ハーレーダビッドソンのブランドコミュニケーションに沿った展開となっている。音楽を通して常に新しい自分を表現し続けるReiと、自由を求めるハーレーダビッドソンとのコラボレーション。ハーレー×Rei、2つの「SOUL=魂」が切り拓く、新しいハーレーの世界観をぜひお見逃しなく。スペシャルサイトでは今後Reiのインタビューも随時展開予定。
スペシャルサイトではRei’s Selection “H-D×The Rolling Stones”コラボTシャツプレゼントも。音楽シーンに輝き続ける伝説、ReiもリスペクトするThe Rolling StonesとハーレーダビッドソンのコラボTシャツが50名に当たる。
Rei作詞・作曲のハーレーダビッドソンとのコラボソングを制作中
そして今回、『SEEK for SOUL』プロジェクト全体のアートディレクターとして丸井“Motty”元子を起用。Rei×丸井“Motty”元子のコラボミュージックビデオを公開予定となっている。そしてReiが作詞・作曲のハーレーダビッドソンとのコラボソングも制作中。互いのSOULがぶつかり合い生まれる世界観をぜひ体感してほしい。
SEEK for SOUL スペシャルサイト
8月16日(金)から18日(日)の3日間、東京・大阪の二会場で開催される、国内最大級の音楽フェスティバル<SUMMER SONIC 2019(以下、サマソニ)>。
今年は、RED HOT CHILI PEPPERS、B'z、Perfumeら人気アーティストが出演するほか、東京会場では、トイズファクトリーから新作をリリース予定のタイの国民的スター・STAMPや、韓国国内で高い評価を受けるシンガーソングライターデュオ・赤頬思春期(BOL4)など、アジア各国から多くのアーティストが集結します。
そこで本記事では、台湾から出演する3組のアーティスト、八三夭831(バーサンヤオ)、XIAO BING CHIH(シャオ・ビンチー)、9m88(ジョーエムバーバー)にスポットライトを当て、プロフィールを簡単に紹介します。また、<サマソニ>で演奏予定のセットリストの一部や、日本のオーディエンスへのメッセージなどを独自取材しました!
この記事が、台湾のアーティストの予習に役立ちましたら幸いです!それでは本編へ。
8月31日(土)、9月1日(日)の2日間に渡り、横浜赤レンガ地区野外特設会場で<Local Green Festival’19>が開催!
<Local Green Festival>は、2018年からスタートした"MUSIC(音楽)"、"GREEN(緑)"、"WATER(水)" をテーマにしたフェスティバル。「緑が増えれば、もっと楽しく、もっと美味しく、生活が豊かになる」をコンセプトに掲げており、最高のロケーションで観ることができるアーティストのライブはもちろん、日本最大級のグリーンマーケットも魅力の一つ。約50店舗のボタニカルショップやオーガニックにこだわったショップが集結しており、近年注目を浴びているボタニカルアートを堪能することもできます。ライブやショッピングや美味しい食事まで、1日中、楽しむことができるフェスティバルです。今回はそんな<Local Green Festival>の魅力を3つのポイントに絞り、徹底解剖します!
①約50店舗が連なる大型GREEN MARKETと地産地消のローカルフードが集うFOOD AREA
<Local Green Festival‘19>では、植物や雑貨、食事を楽しめるマーケットが目白押し!見て触れて食べて、と五感を使ってフルに楽しむことができるのもこのフェスの醍醐味!
国内最大級のGREEN MARKET
GREEN MARKETには、約50店舗のボタニカルショップや雑貨セレクトショップが集結。大小、多種多様なグリーンを購入できるのはもちろんのこと、子供から大人までが楽しめるスワッグや植木のワークショップも多数開催されます。家族みんなで、友人たちと一緒に、緑に触れながら休日のひとときを過ごすことができますね。
千葉駅で 30 年愛され続けた老舗ピザ屋「I LOVE PIZZA」とコラボ企画をしたキッチンカー「RUBBER TRAMP」も!イタリアンの生地を使用した本格的なアメリカンピザはお見逃しなく。
幅広いメニューを取り揃えているので、みんなが楽しめるフードマーケットとなっています。野外で食べるご飯や、飲むお酒はまた格別なはず。家族や友人、みんなで乾杯しながらドリンクやフードを楽しんでください。
②旬なアーティストによるライブミュージックが楽しめるステージ
<Local Green Festival’19>では、旬なアーティストによるライブが楽しめるステージが用意されており、一部のライブパフォーマンスは無料エリアでも楽しむことができます!
8月31日(土)出演アーティスト
1日目の8月31日(土)に出演するのは、デビューわずかながら2017年に<第16回 東京JAZZ>や<SUMMER SONIC>、翌2018年には<FUJI ROCK FESTIVAL>などへの出演も果たしたWONKやNikeのキャンペーンソングを担当したiri。
iri - Only One
また、ヒップホップ界の大御所達から熱い支持を集めるシカゴ出身のアーティストBJ the Chicago Kid、ブラックミュージックをベースとした変幻自在なボーカルスタイルが特徴で、2nd EPは、iTunes/Apple Musicでジャンル別1位を記録したことでも注目を集めたSIRUPらが出演予定。
SIRUP - Do Well
さらに、<FUJI ROCK FESTIVAL>をはじめ、アメリカの大型フェス<SXSW>を含む全米ツアーやアジアツアーを行う等、自由奔放にシーンを行き来する新世代バンドTempalay。
Tempalay - どうしよう
RachelとMamikoからなるラップユニットchelmicoは、クリエイターからの注目を集め、CMやタイアップのオファーが殺到中でも話題。2人が織りなす個性的なパフォーマンスは必見です!
chelmico - Player
他にも、独自の音楽性から多くのミュージシャン、クリエイターから高い評価を受けるAttractionsも登場。90年代初頭のUKロックの雰囲気を漂わせながらも、エレクトロやブラック・ミュージック、80年代の米TOP40ミュージックまでを飲み込んだ、今の世代ならではのミクスチャーサウンドを深化させた作品は要チェック。2020年代のバンドサウンドのトレンドを示唆するような先見性に満ちた仕上がりは見逃せません。
Attractions - Rock'n the Weekend
9月1日(日)出演アーティスト
2日目の9月1日(日)には、R&B界の歌姫としてアメリカの有名アーティスト達が絶賛しているマレーシア出身のYUNA、古今東西さまざまな音楽に影響されながら、旅を続けるロックバンドくるり、テレビドラマやCM・映画音楽の作家としても活動するシンガー大橋トリオらが出演予定。
Yuna - Blank Marquee ft. G-Eazyくるり - 琥珀色の街、上海蟹の朝大橋トリオ - HONEY
他にも、耳の早いリスナーのみならず多くのアーティストからも注目を集める踊Foot Worksや、メンバー全員が平成生まれの20代というヒップホップチームSANABAGUN.も登場。
JAZZの影響を色濃く感じさせる驚異的に高い演奏力と老若男女問わず熱狂させる高いエンターテインメント性も併せ持つSANABAGUN.はステージを賑わせてくれそうです。
踊Foot Works - GOKOH feat. オカモトレイジSANABAGUN. - FLASH
新世代のトラックメイカーとしてビートミュージックシーンを牽引する存在であるKan Sanoは、ジャズとクラシックを融合したような独自のスタイルが話題。国籍もジャンルも越えてライブやレコーディングに参加したり、様々な企業に楽曲を提供するなど、様々なシーンに破竹の勢いで浸透中のKan Sanoのパフォーマンスは一見の価値あり!
Kan Sano - C'est la vie feat. 七尾旅人
シンガー・ソングライターのJQが(Vo)がトータルプロデュースするNulbarichは、ビートメーカー出身のJQらしいスタイルから生まれるグルーヴィーな音が特徴。既に50ステージを超えたパフォーマンスを国内外で重ねており、ライブパフォーマンスに定評のあるアーティストです。
Nulbarich - NEW ERA
1日中、パフォーマンスを楽しむことができるラインナップとなっているので、これまで聞いたことのない音楽にも触れられるはず。最高のロケーションの下、注目アーティストたちのライブパフォーマンスを楽しんでください!
③みなとみらいで考えるサステナブル(持続可能)な考え方
今回フェスが開催されるみなとみらいは埋立地でありながらも、横浜に寄り添いつつ、海と緑、自然が溢れる環境が魅力の一つ。多くの人が、緑や自然を感じるためにみなとみらいに足を運び、その海や緑を楽しみ、時には癒されていることもあるのではないでしょうか。
「緑が増えれば、もっと楽しく、もっと美味しく、生活が豊かになる」をコンセプトに掲げた<Local Green Festival‘19>では、「サステナブルライフ」の考え方を大切にしています。
山から流れる水が川から街を通り海に広がる。海の水が雨を降らせ山へ還る。
街に住む私たちの生活に緑が増え、街が綺麗になれば海も山も綺麗になる。
緑が増えれば、もっと楽しく、もっと美味しく、生活が豊かになる。
これがまさに、いまある資源を出来る限り有効活用し長く大切にする=サステナブル(持続可能)な考え方。“Local(地元)”の“Green(緑)”を大切にしよう。そしてみんなで楽しむ。自然や緑を感じながら、素敵なミュージックとともに大切な人たちと素敵なひとときを堪能してください。
夏の終わりにグリーンとグッドミュージックに包まれる2日間は、きっと癒しの時間にもなるはず。ぜひ、ボタニカルフェス<Local Green Festival‘19>に足を運んでみてはいかがでしょうか?
世界一美しい街と名高い、西オーストラリアはパース出身のシンガー・ソングライター、ステラ・ドネリー(Stella Donnelly)が、<FUJI ROCK FESTIVAL‘19(以下、フジロック)>3日目のRED MARQUEEに登場した。口いっぱいにヌードルを頬張った、デビューEP『Thrush Metal』のジャケ写が日本でも大きな話題となり、一連のミュージック・ビデオで見せる、キュートかつコミカルな演技に男女問わず多くのオーディエンスを虜にしてきた彼女。それもあってか、会場には多くのオーディエンスが駆けつけていた。
今年3月にリリースされたファースト・アルバム『Beware of The Dogs』には、セカンド・レイプについての楽曲”Boys Will Be Boys”や、不逞の男性を告発する”Old Man”、自身の中絶経験について綴った”Watching Telly”など赤裸々な楽曲が並んでいる。それを、レコーディングにも参加したサポート・メンバーとともに、コミカルな踊りなどを交えて楽しげに歌うステラには、冒頭で紹介した発言のような「意図」があったのだろう。形骸化したパンク・ムーブメントの後に登場したアズティック・カメラ(Aztec Camera)やオレンジ・ジュース(Orange Juice)のアコースティックなサウンドが最高にパンクだったのと同様、お団子ヘアで天真爛漫に歌う彼女の姿は、まさしく「新世代のライオット・ガール」というべき希望の光に満ちていた。
ライブ直後の彼女に、初来日の印象や使用ギターのこと、愛読書や大切にしている映画についてなど、ざっくばらんに話してもらった。
──僕も、メキシコの死の祝い方がとても気になっています。
「死者の日」ね!
──愛読書や、大切にしている映画を教えてもらえますか?
えーっと、そうだな。お気に入りの映画は、アルゼンチンの監督ダミアン・ジフロンの『人生スイッチ(Wild Tales)』(20014年)。「暴力」と「復讐」がテーマで、ありえないような出来事が次々と起こるクレイジーな物語なのだけど(笑)同時に風刺も利いた知的な作品なの。
愛読書は、オルガ・トカルチュクというポーランドの作家が書いた『Flights』。いくつかの短編で成り立っていて、様々な場所が舞台になっているからツアー中に読んでいると、すごく入り込める。2回読んだわ。映画は飛行機の中で観る程度なのだけど、本は大好きで、たくさん買ってしまうから常にスーツケースがパンパン(笑)。なるべく本屋には立ち寄らないよう気をつけてるわ。ちなみに今は、チャールズ・ブコウスキーの『On Love』という詩集を読んでいるわ。
──音楽や映画、読書以外で関心を持っていることは?
実は今、言語学(linguistic)をオンラインで勉強していて、近いうちにちゃんと大学に通おうと思っているの。私はウェールズ系のオーストラリア人なのだけど、「ウェールズ語」という素晴らしい言語が失われつつあることに心を痛めてるの。それをちゃんと勉強して、残していきたいなって。
──次のアルバムでは、どんなことをテーマにしようと思っていますか?
「テーマにしたい」と思っていることはまだ決まってないのだけど、テーマに「したくない」ものはもう決まっていて。とにかく「ツアーに関する作品」だけは避けたい。よくあるじゃない? デビュー作を携えツアーに出たミュージシャンが、それに感化されて《I'm on the road, blah-blah-blah〜》(と歌い出す)みたいな曲を作るのって、ありがち過ぎて。
──(笑)。
ツアーから戻って日常生活を取り戻し、「自分はどこから来て、どこへ向かうのか」にちゃんと向き合いながら曲を作りたいな。
──ライブの時のあの写真には、そういう意味も込められていたのですね。
その通りよ!
ステラ・ドネリー(Stella Donnelly)
オーストラリア・パース出身のシンガー・ソング・ライター。ソロ活動の傍ら、Bells RapidsやBOAT SHOWのギタリストとしても活躍。2017年にリリースした楽曲“Boys Will Be Boys”でオーストラリアの音楽見本市、Bigsound 2017のリーバイス・ミュージック・アワードを受賞したことで世界的な注目を集め、〈Secretly Canadian〉と契約。2018年、“Boys Will Be Boys””を収録した『THRASH METAL』EPにボーナストラックを追加しワールドワイド流通で再リリース。2019年3月にデビュー・アルバム『Beware of the Dogs』をリリースする。
Photo by Kazuma Kobayashi
Text by Takanori Kuroda
EVENT INFORMATION
Stella Donnelly Japan Tour
2019.12.11(水)
OPEN 19:00/START 20:00
渋谷CLUB QUATTRO
ADV ¥6,000(入場整理番号付、1ドリンク別)
2019.12.12(木)
OPEN 19:00/START 20:00
梅田SHANGRI-LA
ADV ¥6,000(入場整理番号付、1ドリンク別)
——今回、日本版オフィシャルソングを担当されるということで、ジョン・ファヴロー監督とシンバ役のドナルド・グローヴァーさんに直接会って歌声を披露されたそうですね。
歌い終わったあとに、お2人とも「Yeah!!!!!」って拍手してくださって(笑)。ドナルド・グローヴァーさんは「『ライオン・キング』に出演した方がいいよ! 」って言ってくださったり、帰るときに水を飲みながら「またね! 」って手を振ってくれたりして。お会いする前はチャイルディッシュ・ガンビーノのMVをとか見ていて「どんな方なんだろう」って思っていたんですけど、すごく穏やかで優しい方でした。
——物語中では、プンバァやティモン、「ハクナ・マタタ」という言葉との出会いがシンバを大きく成長させるきっかけとして描かれています。今回の監督やドナルド・グローヴァーさんとの出会いもそう捉えられるのかもしれませんが、RIRIさんにとって特別な意味を持つ言葉や出会いってどんなものでしょう?
昔からすごく好きで大事にしている、“夢見ることができれば、それは実現できる(If you can dream it, you can do it.)”っていうウォルト・ディズニーの言葉があるんですけど、本当にそうだなって思う瞬間がすごくあって。私は昔から世界で活躍出来るアーティストになりたいっていう大きな夢があって、そこに向かって本気で進んできているし、それなりに大変なこともたくさんあるんですけど、それも将来夢を実現するために起きていることだって感じることが多々あります。それに、自分の身の回りにいる尊敬出来る方たちが力になってくれたりするので、本当に「サークル・オブ・ライフ」じゃないですけど、出会う人に影響を受けたりして、「がんばろう」って思えたりすることもたくさんあります。人と人との愛のつながりの中で素晴らしい影響を受けることがたくさんあるなって、すごく思いますね。
生まれて初めて行くフジロックでした。
音楽を楽しむリスナーとして音楽フェスティバルに対して斜に構えていた部分があった僕でしたが、今回演奏家としてフジロックに参加させてもらったことでその意識がガラリと変わりました。
蓮沼執太フィルのメンバーと色々なステージを歩きライブをたのしみ、たくさんの友達に出会えば挨拶をする。
ユザーンと共にやってきた大雨と暴風も今となっては良い思い出です。
出演した FIELD OF HEAVEN 昼下がりの蓮沼フィル、音が奏でられるにつれてオーディエンスがドンドンと増えていき最後は満員御礼。気持ちを込めた演奏になった、フィル史上上位に入るパフォーマンスでした。
更にはユザーンとのデュオ、ユザーンと勝井祐二さんとのステージに出演させていただき、3ステージで演奏しました。
初めてのフジロックを経て、蓮沼執太フィルはいよいよ8/25(日)日比谷野音公演へと勢いよく突き進みます!
蓮沼執太フィル
PROFILE
蓮沼執太フィル
蓮沼執太がコンダクトする、総勢16名が奏でる現代版フィルハーモニック・ポップ・オーケストラ。5人編成の蓮沼執太チームを母体として2010年に結成。2014年1月にファーストアルバム『時が奏でる』(SPACE SHOWE MUSIC)をリリース。同年、札幌、福島、名古屋、京都、広島、高松にてリリースツアー。2016年2月にスパイラルホール2daysを実施、2017年1月に草月ホールにて単独公演を実施。2018年7月18日にセカンドアルバム『アントロポセン』(日本コロムビア)をリリース。すみだトリフォニーホールでのアルバム発売記念公演「フルフォニー」を皮切りに、名古屋デザインホール、大阪千日前ユニバース、福岡MUSIC CITY TENJIN、札幌OTO TO TABIと全国を巡行。
チルアウトフェス「Dewar's Highball Crossing Festival」がGINZA PLACE 3階のパノラマスペースcommon ginzaにて8月10日(土)より幕を開けた。これは「ハイボールの起源」とされるデュワーズハイボールを飲みながら、旬なミュージシャンによるLIVEも連日楽しめる期間限定のイベント。銀座はDewar's(デュワーズ)の名誉ブランドアンバサダーの酒向明浩さんの酒向バーがある地。
銀座地区のバーテンダーに“ハイボールに一番向いていると思われるウイスキーとは?”とアンケート調査を行ったところ、デュワーズが1位に。デュワーズにとってホームグラウンドと言える場所。海外からも大勢の方が銀座に集まるお盆シーズン。猛暑が続いてる中、クールな音楽とクールなハイボールを楽しむことができるイベントだ。
ライブの方は「Back to the Origin Live」とタイトルされ、連夜、独自の音楽性を展開している様々なミュージシャンが日替わりで登場。このイベントのコンセプトでもある「ハイボールの起源」に紐づき、出演ミュージシャン各位が自らの「音楽の起源」とも言うべき自身のエポックな曲やデビュー曲、はたまた影響を受けた楽曲のカバー等々を贈るスペシャルなアコースティックライブも展開されていく。
Dewar's Highball Crossing Festival
そんな中、私が伺ったのはオープン前日に催されたレセプションパーティ。その模様を以下に伝えたい。
FUJI ROCK FESTIVAL'19出演!アメリカの大型フェスSXSWを含む全米ツアー、中国・台湾・韓国でアジアツアーを行う等、自由奔放にシーンを行き来する新世代バンド”Tempalay”。
15年9月にリリースした限定デビューEP『Instant Hawaii』は瞬く間に完売。16年1月に1stアルバム『from JAPAN』、17年2月に新作EP『5曲』を発売。17年夏にGAPとのコラボ曲「革命前夜」を収録した2ndアルバム『from JAPAN 2』をリリース。18年夏、AAAMYYY(Cho&Syn)が正式メンバーに加わり、新体制後にリリースしたミニアルバム「なんて素晴らしき世界」が各方面から高い評価を得る。19年6月、怒涛の時代をTempalayという新しい音楽の形で表現したNEW ALBUM『21世紀より愛をこめて』が遂にリリース!流行のポップスでも、正統派の邦楽ロックでもない、新たなサウンドに中毒者が続出中!!
2014年、中学の同級生で結成。自主レーベル「浅野企画」を設立して、これまで3枚のEPと1枚のフルアルバムをリリース。
類まれなメロディーセンスと90年代のオルタナシーンに影響をうけた爆発力のあるサウンドを武器に、全ての会場をハッピーなグルーヴに包みこむ4人組バンド。2018年には「RUSH BALL」「BAY CAMP」などの国内フェス、そしてアメリカ最大級のフェス「SXSW」にも出演を果たす。2019年2月には、グラスゴーの至宝バンド「TEENAGE FANCLUB」の来日公演のサポートアクトを務める。また「ARABAKI ROCK FEST.19」「VIVA LA ROCK 2019」「COMING KOBE」「百万石音楽祭 2019」など大型フェスに続々と出演し、シーンを席巻。「FUJI ROCK FESTIVAL'19」にも出演が決定。
9/28(土)TENDOUJI Presentsの自主企画『MAKE!TAG!NIGHT!!! vol.3』を、POLYSICS・崎山蒼志を迎えて恵比寿リキッドルームで開催。
東京インディ/オルタナ・シーン屈指の愛されバンド、TENDOUJI。
ベースに加え、ギターや鍵盤、サックスなども演奏するマルチプレイヤー、河原太朗のソロ・プロジェクト。YOGEE NEW WAVES、Ryohu、sumika、CHARAなど様々なバンドやアーティストのレコーディングに参加し、共同プロデュースなども務めるなど、その活動は多岐に渡る。数年前よりソロでの楽曲制作を始め、2017年12月にTENDRE名義での6曲入りデビューEP『Red Focus』をリリース。同作がタワーレコード“タワレコメン”、HMV“エイチオシ”、iTunes “NEW ARTIST”、スペースシャワーTV“ミドルローテーション”に選ばれるなど、各方面より高い評価を獲得。2018年10月には、tofubeatsがリミックスを手がけた楽曲「RIDE」も含む1stアルバム『NOT IN ALMIGHTY』をリリース。今年も既にARABAKI ROCK Fest、VIVA LA ROCK、Greenroom Festival、FUJI ROCK FESTIVALなど国内の様々なフェスへの出演が続々と決定しており、そのパフォーマンスは、SOIL & “PIMP” SESSIONSのダブゾンビやパスピエの露崎義邦がSNS上で言及するなど話題を集めている。