1991年、ドン・フレミングが手がけたセカンド・アルバム『Bandwagonesque』を〈Creation Records〉よりリリース。この年の〈Creation〉といえば、マイ・ブラッディ・ヴァレンタインの『Loveless』、プライマル・スクリームの『Screamadelica』、スロウダイヴの『Just For A Day』など歴史的名盤を次々に輩出していた「第一次黄金期」。そうしたUKシーンの追い風と、同年『Never Mind』でデビューしたニルヴァーナを筆頭とするアメリカはシアトル発のグランジ旋風にも上手く乗り、TFCはアメリカでも大きな注目を集めるようになった。ちなみに最近では、映画『JUNO/ジュノ』でも知られるジェイソン・ライトマン監督の『ヤング≒アダルト』(2011年公開)で、『Bandwagonesque』の冒頭曲“The Concept”が非常に効果的に使われていたのが記憶に新しい。
Teenage Fanclub - The Concept (audio only)次ページ:ブリットポップの影響でよりポップに!初来日公演も!