

芸術に触れる機会が多かった幼少期から俳優デビューまで
複雑な家庭環境で育った子供時代は父親の職業の影響もあり、引っ越しが頻繁にあったようです。幼い頃からヒッピー・ムーブメントに触れ、多くの芸術家に囲まれながら幼少期を過ごしたジャレッド・レトは、幼いときから楽器にも触れる機会が多かったようです。この頃から、後に「サーティー・セカンズ・トゥー・マーズ」を共に結成することになる兄のシャノンと一緒に楽器を演奏することが多くありました。 そんな幼少期を経て、高校卒業後に大学でアートや演技を学びました。そして、俳優としてのキャリアをスタートさせるために、ニューヨークからロサンゼルスに住まいを移します。そこでテレビドラマ作品を中心に役者として出演するようになります。90年代後半には映画作品にも出演するようになります。役作りへの情熱がとにかくスゴイ!
やりすぎ過ぎとも思えるくらいに演技へのこだわりを見せたのが映画『チャプター27』(2007年)。ビートルズのジョン・レノンを殺したマーク・チャップマンを演じたジャレッドは、チャップマンのインタビューを聞いたり、故郷を訪れたりするだけでなく、見た目をチャップマンに近づけるために体重を2ヶ月間で約30kgも増量するという過激な役作りに挑みました。急激な体重増加の結果、痛風を患い撮影後もしばらくは車イスでの生活を余儀なくされてしまいます。自らの健康を害してまで、演技に情熱を傾けるジャレッドのこだわりには感服してしまいます。 チャプター27
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そして、ジャレッドの代表作とも言える作品となった『ダラス・バイヤーズクラブ』(2013年)では「アカデミー賞助演男優賞受賞」をはじめとする数々の輝かしい賞を受賞。この映画では、逆に約16kgの減量を敢行し、眉毛を全剃り・全身脱毛するなど体当たりで役作りに取り組みました。性転換したHIV感染者役に完全に入り込んでの名演を披露しました。 映画『ダラス・バイヤーズクラブ』予告編
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アーティストとしても一流!何事にも真剣に取り組むジャレット!
ここまでは『ダラス・バイヤーズクラブ』などでのストイックな役作りをご紹介しましたが、「サーティー・セカンズ・トゥー・マーズ」ではミュージシャンとしても第一線で活躍しています。ここで、ミュージシャンとしての経歴や音楽活動への姿勢をご紹介します! 1998年に兄シャノンとバンド「サーティー・セカンズ・トゥー・マーズ」を結成し音楽活動をスタートさせます。バンドの活動初期においてジャレッドは俳優としての立場を利用せず、実力でレコード会社との契約を成し遂げました。ジャレッドのこだわりや信念の強さが音楽活動にも現れています。レコーディング中のジャレッド
@jaredleto Instagramより
これまでに通算4枚のスタジオ・アルバムをリリースしてきたバンドは日本を含み世界各国でツアーを行ったり、ロスキレ・フェスティバルやダウンロード・フェスティバルなどの世界最大規模のフェスに出演したり精力的な活動を行っています。日本へも<サマーソニック 2010>などを含む5度来日し、最近では2013年に恵比寿LIQUIDROOMにて公演を行っています! さらに、『ディス・イズ・ウォー』のツアーでは6大陸60カ国で300回以上の公演を行い300万人以上を動員。「ロックバンドとして最長のツアー」としてギネス世界記録として認定されました!2014年の来日公演の様子
@30secondstomars Instagramより
最新作『ラヴ・ラスト・フェイス・アンド・ドリームス』ではチャートで全米6位、全英5位を記録。2014年には。音楽業界で最高峰に位置するグラミー賞2回受賞、全世界で累計アルバム・セールスは5,500万枚以上を誇るモンスターバンド「リンキン・パーク」とツアーを行いました。リンキン・パークをはじめとするアーティストからも一目置かれる存在です。 Carnivores Tour with 30 SECONDS TO MARS & SPECIAL GUEST: AFI | Linkin Park
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自らパソコンを構築!?ロッククライミングも!
ジャレッド・レトは自らパソコンを構築するほどのIT好きで頻繁にインスタグラムを更新しています。インスタグラムの投稿にはロッククライミングする様子や有名アーティストとの写真などが多数投稿されているので、いくつかご紹介します。カニエ・ウエストとの2ショット!?
@jaredleto Instagramより
『スーサイド・スクワッド』のメンバーとの1枚も投稿。
@jaredleto Instagramより
ロッククライミングをしている写真も!?
@jaredleto Instagramより
『スーサイド・スクワッド』でもジョーカー役怪演!
これまでも、音楽に演技に心血を注いで素晴らしい作品を作り上げてきたジャレット・レト。9月公開の最新作『スーサイド・スクワッド』で演じたジョーカー役でもかなり過激な役作りを行ったことが話題になっています。 憑依型俳優のジャレッドはジョーカーになりきったあまり、共演者のハーレイ・クイン役を演じるマーゴット・ロビーやデッドショット役のウィル・スミスにジョーカーのイメージに沿ったアイテムとして動物の死骸などを送りました。マーゴット・ロビーなどのキャストの役作りにも、大きな影響を与え撮影現場でも独特の存在感を発揮していたようです。
ジャック・ニコルソンとヒース・レジャーのジョーカー
@jaredleto Instagramより
ジョーカーになりきるジャレッド
@jaredleto Instagramより
官能的な『GUCCI GUILTY』プロモーションムービー公開!
ストイックな姿勢で演技に取り組み、一癖も二癖もある役を演じることの多いジャレッド・レトですが、「GUCCI(グッチ)」のフレグランス『GUCCI GUILTY』のプロモーションムービーではミステリアスで官能的な演技を披露しています。



