
INTERVIEW:Czecho No Republic(武井優心、タカハシマイ、砂川一黄、山崎正太郎)

武井「“自由がそこにある”という雰囲気。全員がすごく平等で、自由に楽しめるような空間になっているところが魅力的だと思います。」
――いよいよ本格的に夏フェスシーズンがはじまりますね。まずはみなさんがお客さんとして向かったフェスの熱い思い出を教えてもらえますか? 武井優心(以下、武井) 俺は<フジロック>が夏フェスデビューだったんですけど、それまではフェスがどいうものかもよく分かっていなかったし、もともと結構インドアな人間なので、夏も得意な方ではなかったんですよ。でも、その最初に行ったフジロックでフェスに目覚めました。2006年の話ですね。その年は、自分と(山崎)正太郎が以前やっていたVeni Vidi Viciousが<ROOKIE A GO-GO>に出た年で、僕らはまだ加入前でしたけど、そのステージを観に行ったんですよ。他にも友達のバンドのライブをたくさん観て、色々と刺激を受けました。 ――インドア派だった武井さんは、いきなり日本の主要フェスの中で一番山奥で開催される<フジロック>がフェスの初体験だったのですね。 武井 それもあって、最初は衝撃的でした(笑)。そこで価値観が随分変わったと思います。それからしばらくは、毎年のように<フジロック>に行くようになったので。 タカハシマイ(以下、タカハシ) 私も<フジロック>が思い出深いですね。最初に行ったのは5~6年ほど前だと思うんですけど、すごく気持ちいいフェスでした。フジの「自然が豊かで、きゅうりとトマトが似合う」雰囲気がいいなと思って。お酒もすごく美味しく感じるし、野外で最高の音楽を聴けるというそのシチュエーションだけでもものすごくテンションが上がって、いい思い出になったのを覚えています。

text&interview by Jin Sugiyama photo by 大石隼土
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